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前回の記事では、メタトレーダーのバックテストを行う上で知っておくべき項目について、
みてきました。


今回は、早速バックテストを行いたいと思います。
バックテストを行う項目については、下記のように設定してみたいと思います。


2-16-1.GIF





※今回は、メタトレーダー勉強会で使用した EA「GoldAndDead」を使用しています。
 そのため、この記事を参考にバックテストを行う場合には、
 最初からメタトレーダーに入っている EA「Moving Average」(移動平均のEA)など、
 他のEAを使って試して下さい。
 そうすれば、同じようにバックテストを行うことが出来ると思います。


設定する項目と値については、上記の画像のように設定して下さい。


設定項目の値の解説については、下記に記載します。



●Expert Advisor
 「GoldAndDead」

  ※メタトレーダーの勉強会に参加していない人は、「Moving Average」などを使用して下さい。

●通貨ペア
 「USDJPY, US Dollar vs Japanese Yen」ドル円


 大方の人に馴染みがあり、スプレッドも許容出来る範囲にあることが多いため、
 ドル円を指定しています。
 
 
 少しこぼれ話になりますが、スキャルピングのEAなどはスプレッドが狭くないと
 機能しないものもあります。
 
 
 そのため、使われる会社の通貨ペアのスプレッドをチェックしてからEAのバックテストを
 行うようにすると良いと思われます。
 
 
 バックテストを行う会社によっても、全く違う結果になりますので。


●モデル
 Open prices only

 とりあえず、大まかなテストを行って見ます。


●日付と時間を使用
 今回は、期間を限定せずにテストを行いたいため、チェックを入れません。


●Visual mode
 チェックを入れずにテストを行い、時間の短縮を図ります。


●期間
 Daily

 日足のデータを使って、検証を行います。
 
 
 ちなみに、5分足などで長い期間を検証すると、バックテストが完了するまで、
 少し時間がかかりますので、
 
 
 会社に行く前にセットして、帰ってきてから結果をチェックするというのも、
 楽しみがあっていいかもしれません。


●Optimaization
 今回は、最適化を行わないので、チェックを入れません。


上記の項目を設定したら、後はスタートボタンを押して見てください。


2-16-2.GIF



※ここまでの操作、設定をしてバックテストが上手く出来なかった人は、
 一旦、メタトレーダーをアンインストールしてから、再度、インストールしてみて下さい。
 
 何が原因かははっきりとは分かりませんが、再インストールすることで、
 正常にテスト出来ることもあります。





さて、それでは、結果を見ていきましょう♪





1.タブ

スタートボタンを押してバックテストが完了すると、今までセッティングしかなかったタブに、
"結果" "Graph" "レポート" タブが追加されます。

2-16-3.GIF



2.結果タブ


2-16-4.GIF

まずは結果から見ていきたいと思います。
結果タブを一番下まで見てみると、バックテストの検証結果で、資産がどのようになったのか分かります。


今回の検証では、


10000ドル が、 13378.30ドルまで増やせたということになります。


3400ドル → だいたい 1ドル 90円として、 約30万円の利益となります。



3.Graphタブ
バックテストの結果を2次元の損益グラフで見ることが出来ます。

今回のバックテストでは、こんな感じでした。


2-16-6.GIF


損益グラフを見るときは、大きなドローダウンなどもなく滑らかな右肩上がりの形をしていると、実際に運用の候補になると思います。

※ドローダウンとは、システムを運用しているときのマイナスの値です。
 この値が小さい方が、実運用し易いと思います。


逆に、今回のグラフを見てみると、途中で低迷している期間が長いため、
最適化などを行い、もう少しシステムの改善を行う必要がありそうです。



4.レポートタブ
ここでは、システムを数値面から把握することが出来ます。
今回は、大切な部分だけざっと見てみたいと思います。



2-16-7.GIF



・Profitfactoer : 利益額と損益額の率(PF)

  → 1以上かどうかをまずは見てください。


・Total trades : 総トレード回数

  → あまりにもトレード回数が少ないばあいには、信頼性が低いシステムと考えられるので、
    ある程度のトレード回数があることを確認して下さい。


・Maximal drawdown : 最大ドローダウン

  → あまりにも大きいようであれば、運用が難しいと言えます。


・Maximum consecutive ooss(count) : 最大連続損失回数

  → 最大で何連続負けるか?この値をみておくことで、実際に運用したときの目安になります。
    2連敗、3連敗して慌ててシステムの運用を中止するようなことは、この値を見ておくことで、
    回避出来るかと思います。







※実際に運用したいシステムの場合には、さらに細かい項目までみる必要があります。
 さらに詳しく知りたい方は、メタトレーダーの運用についてまでカバーした内容
 勉強されることをお薦めします。





5.考察
今回は1万ドルで、3千ドルの利益を得られるという結果になりました。


さらに利益率を高く出来ないだろうか?


もちろん、取引する際のロット数を増やすことで、利益を大きくすることもできますが、
ロット数を増やすと、その分リスクも増えるため、さらに詳細にバックテストを行う必要があります。



実は、ロット数を増やす以外にも利益を増やす可能性があります。


それは、今回バックテストを行った「GoldAndDead」ですが、
これの売買サインを微調整することです。



一般的には、"最適化" と呼ばれるものです。



メタトレーダーには標準で、"最適化"の検証機能がついています。
この機能、メタトレーダーでは、 "Optimization" と言います。



覚えている方もいるかもしれませんが、テスター画面にあったものです。


この機能を使って、同じEAでも、さらに収益性の高い設定などを探していくことが可能となります。
次回は、メタトレーダーを使って最適化の方法を見てみたいと思います。


ちなみに、メタトレーダーの勉強会に参加された方にとっては、
メタトレーダーの最適化は復習にあたりますので、是非、自分のものにして下さい。




メタトレーダーでは、自動売買が出来るのですが、
今回は自動売買で動かすのはどのようなシステムが良いのか?


実際にバックテストを行う過程を通して、内容を見ていきたいと思います。




1.テスター画面の表示

さて、まずはバックテストを行うための準備から始めましょう。
画面の上部にある

 「表示」 → 「Strategy Tester」 を選択して下さい。
 
 するとメタトレーダーの画面に、テスター画面が表示されます。
 
2-15-1.GIF 
 
 



2.テスター画面について

2-15-2.GIF

テスター画面では、バックテストで検証したいシステムについての設定を行います。
大切な部分ですので、1つ1つの項目を見ていきたいと思います。


●Expert Advisor
 自動売買で動かすシステムのことを "Expert Advisor" と呼びます。
 ちなみに、略して "EA"と呼ばれることも多いです。

 今回の検証では、先日、メタトレーダーの基礎から運用までをカバーした勉強会
 実際に使用した "GoldAndDead"を使用したいと思います。

2-15-3.GIF

 ※メタトレーダーの勉強会の内容をまとめたものは、
  今回ご紹介している内容をさらに詳しく追求したものです。
  よかったら、記事を読んだ後に、見てみて下さい。



●通貨ペア
 検証を行う通貨ペアを指定します。
 例えば、ドル円を指定してバックテストを行って見たら、余り成績が良くなかった。
 そのため、ポンド円を使ってバックテストしたら、成績がかなり良かった!
 など、EAと通貨ペアの組み合わせなどによっても、
 システムの成績に大きく影響を与えます。

2-15-4.GIF





●モデル

2-15-5.GIF

 検証時に使うデータの選択になります。
 下記で、詳しく説明しますが、より精度の高いバックテストを行おうと思うと、
 


 Every tick (1分足のデータを使用)
 Control points (大まかなデータを使ってテストする)
 Open prices only (期間で確定したバーのデータを使用する)
 

 上記の3つの中からバックテストしたいデータを選択します。

 ちなみに、Every tickでテストを行うと、1分足のデータを使うため、
 より正確なバックテストを行うことが出来ますが、
 その分、バックテストの検証の時間がかかります。


 逆に、Open prices onlyの場合には、確定しているバーのデータを使用するため、
 検証するシステムがどの程度の成績を出せるかを、アバウトに見ることが出来ます。
 データの数も少なくなるため、検証に要する時間は短くなります。




●日付と時間を使用

2-15-6.GIF

 テストを行いたい期間を指定します。

 例えば、過去のデータ10年分を最初から検証しようとすると、
 時間がかかりすぎてしまうということがありますので、
 
 まずは、直近1年でテストしてからという場合などに使うと、時間も節約できて便利です。




●Visual mode

2-15-7.GIF

 バックテストの結果をチャートで表示しながら、実行することができます。
 そのかわり、チャートで表示する分、検証が終わるまでに要する時間が
 多くかかりますので、通常時はオフにしておいて問題ありません。



●期間

2-15-8.GIF

 検証に使う時間足の指定をします。
 1分足~日足まで選ぶことが出来ますので、
 EAによっては、5分足で機能するもの、30分足で機能するものなどがあります。
 
 そのため、それぞれのEAが機能する、もしくはEAの特徴に合わせて設定することになります。




●Optimaization

2-15-9.GIF

 最適化を行うかどうかについて。
 
 四角いチェックボックスにチェックを入れると、最適化した値でバックテストが出来ます。
 バックテストの方法が理解出来た後には、さらに一歩進んだ使い方として、
 最適化に挑戦して頂ければと思います。






以上の項目を最低限、設定することが出来れば、
バックテストを行うことが可能です。


次回は、今回の設定を元に実際にバックテストを行ってみたいと思います。



前回の記事で、トレンドラインの引き方についてみてきました。



「トレンドラインを引いたけど、 引いた場所が思った場所と違う!!」


「相場が少し動いたので、それに合わせて、 トレンドラインを微調整したい!」


という方のために、今回はトレンドラインの微調整の仕方を書きたいと思います。


メタトレーダーでトレンドラインを引いたはいいけど、
1回では、なかなか思ったような場所に線をひけないことが多いと思います。

そこで、簡単に出来る微調整を使って、思ったところへ表示してみて下さい。


1.トレンドラインの選択
まずは、チャートに表示してあるトレンドラインをダブルクリックして下さい。
すると、トレンドラインが下記のような形になると思います。


2-14-6.GIF


2.微調整を行う
トレンドラインをダブルクリックして出来た ■ ← この四角をマウスで動かすことで、
微調整することが出来ます。

2-14-7.GIF


少し微調整してみました。
トレンドラインを少しだけ、右側へシフトしています。


2-14-8.GIF



ちなみに、選択したトレンドラインは、もう一度トレンドラインの上でダブルクリックすることで、
選択を解除することが出来ます。


慣れてくると思い通りのテクニカル指標をチャートへ表示することも簡単に出来るようになります。
今回の記事は、ここまでになりますが、次回はバックテストの記事を書きたいと思います。


メタトレーダーの詳しい情報をまとめた内容を学んで頂ければ、
メタトレーダーでバックテストの方法から、自動売買まで身につけられると思います。

と思います。









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